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歴博セレクション「濃尾震災130年 ―被災の記録とその伝承」

終了

開催期間:2021年5月29日(土)~6月27日(日)

 令和3年(2021)10月28日、岐阜県美濃地方や愛知県尾張地方を中心に甚大な被害をもたらした濃尾地震の発生から130年を迎えます。明治24年(1891)に発生したこの地震は、明治維新後、文明開化に突き進んでいた日本に大きな影響を与えました。
 人々は、行政による救援活動のほか、広報・義捐金ぎえんきん募集やボランティア活動など、現在にも通じる多彩な災害救援活動を行い、被害の詳細をまとめた冊子の制作や、犠牲者の慰霊事業等にも取り組みました。
 いまだ記憶に新しい平成23年(2011)3月11日の東日本大震災から10年を迎えた本年、明治を生きた人びとが、濃尾震災をどのように捉え伝えようとしたのか、またどのようにして現代まで語り継がれてきたのか。当時の資料や、震災の慰霊・伝承活動を続けている震災紀念堂の資料を通してご紹介します。

展示の見どころ

  • 「岐阜市街大地震之図」明治24年(1891)
    (岐阜市歴史博物館蔵)

     本資料は、岐阜市街の被害の様子を伝えるために作成された版画です。文明開化の象徴であったレンガ造りの建物や鉄橋などが崩れ落ちている様子や、火災の激しさが描かれています。岐阜市内の長良川沿い鍛治屋町で出火した火は、北西の風にのって猛火となり、翌29日朝まで燃え続け、伊奈波神社の本殿や東別院なども延焼しました。

  • 「愛知県岐阜県震災義捐金ぎえんきん一覧表」
    (岐阜市歴史博物館蔵)

     130年前に発生した濃尾地震では、被害の様子が当時最新の技術・メディアを通じて報道され、義捐金ぎえんきん募集やボランティア活動など、現在にも通じる多彩な災害救援活動が行われました。
     本資料は、震災に対する義捐金ぎえんきんについて紹介する版画です。
     二匹のナマズ(美濃と尾張)が子ナマズを従えて、「首引き」(輪にした紐を向かい合って座った二人の首にかけ、引っ張り合って引き寄せられた方が負け)による力(被害の大きさ)比べをしています。そのまわりでは、義捐金ぎえんきんを出した人や団体が、腕相撲・指相撲や将棋など、多様な方法で力(金額)比べをしています。

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